クレジットカードを作成したいときは、注意しなくてはいけないこともあります。
クレジットカードは支払いの際に利便性がありますが、年会費などの維持費もあるため、費用の計算をしておく必要があります。
特に、クレジットカードはキャッシングなどを利用する際は金利がかかってくるので、期日までに返済できるのか確認して利用することが大事です。
クレジットカードの金利について理解しておきたい人もいるはずなので内容を紹介しましょう。
クレジットカードの金利の発生条件とは?
ショッピングで普通にカード払いをするなら、金利はないからね
クレジットカードは普通にカード決済を一括払いするなら利息が生じることはありません。
しかし、クレジットカードを使用して商品購入やサービス利用などをするときに、分割払いやリボ払い設定にしているなら利息が生じることになります。
金利が発生するそれぞれの支払い方法について内容を紹介しましょう。
リボ払いとは
リボ払いとは商品のサービス代金を毎月一定の金額、もしくは毎月全体の一部をある割合で支払っていく方法になります。
さらに、リボ払いの方法は3つの方法に細かく分けることができ
リボ払いの方法
- 元利方式と元金方式
- 定額方式と定率方式
- 残高スライド式
となっています。
毎月返済額と手数料の合計を支払う方法であり、例えば、毎月利息と合わせて3,000円を返済していくなど、支払う金額が決まっています。
毎月返済金額と手数料を分けて支払う方法であり、例えば毎月5,000円+利息分というように支払います。
毎月の返済額を一定にする方式であり、例えば毎月の支払い金額を5,000円に設定するなど、毎月支払う金額がきまっています。
毎月の返済金額を借入残高の割合で決める方式であり、例えば借入を行った残高の10%に設定にして毎月の金額を支払うことができます。
借入残高に応じて返済額は変化していくものであり、元利や元金方式、定額、定率方式と組み合わせて使用されます。
例えば、借入残高が50万円以上は毎月3万円50万円未満の場合毎月2万円などに設定できます。
リボ払いはいろいろな方法で支払いができますが、どれも毎月支払うのは一緒なので、その点を理解して設定してください。
分割払い
分割払いとは商品やサービスの料金を回数にわけて支払っていくやり方です。
分割払いとリボ払いの大きな違いは、最初から返済回数が決まっていることです。
リボ払いの場合は毎月返済する金額が決まっていますが、分割払いの場合は2回、8回、12回など、カード会社が設定している回数の中から、自分が支払うことのできる回数を選んで支払いをしていきます。
支払い回数が多くなるほど、毎月1回返済する金額は少なくなりますが、利息は増えるので結果的に多くの金額を支払うことになります。
毎月の支払い金額で回数が少ないほど利息は少なくなるので、その点を確認して支払いを行いましょう。
遅延損害金による利息
遅延損害金は返済が遅れてしまったときに発生する手数料です。
基本的にクレジットカードの支払いは返済が遅れてしまうことは許しておらず、期日までに返済をしなくてはいけません。
しかし、口座にお金がなく支払いが完了されていないなら、遅延損害金が発生する仕組みになっており、日数で計算されるので遅れていくほど利息が増えていきます。
遅延損害金は余計な利息となるので、発生することがないように注意しておくことが大事です。
できれば払いたくない利息だな
期日までに返済金額を支払えるように口座にお金を入れておくようにしよう
キャッシング
キャッシングとはクレジットカードを利用してお金を借りる方法です。
クレジットカードにはキャッシング枠というものが設定されており、作成するときに上限を決定することができます。
何かサービスや商品を購入するときに金額が大きくお金が用意できないときにキャッシング枠を利用することができるので便利ですが、返済するときは金利による利息が発生します。
キャッシングの金利は法律に沿って年15〜18%ほどになっており、返済方法はリボ払いか期日までに一括返済するのが一般的となっています。
キャッシングの利用はしっかり計画するようにしましょう。
クレジットカードのそれぞれの返済のメリットとデメリット
クレジットカードの金利は返済方法によりメリットとデメリットがあります。
内容を把握しておき金利の返済を含めて自分の負担とならないように選択しましょう。
リボ払いの金利のメリットとデメリット
クレジットカードでリボ払いの方法を選択するメリットは毎月決められた金額を支払うため返済負担を抑えることができ、毎月の返済金額も準備しやすいことです。
しかし、リボ払い設定にしているなら毎月の返済金額を3,000〜5,000円など負担を少なくすることができ、金利がプラスされても負担は大きくかかりません。
さらに、リボ払いは毎月の利息分を含めて支払い金額を提示してもらうことができるので、利息を計算して口座にお金を入金する必要もありません。
ただ、デメリットは金利の負担が大きくなってくることです。リボ払いは毎月返済をしなくてはならず、その分利息がプラスされます。
利息が発生するということは返済が長引くほど費用負担が増してくることになり、リボ払いは長期的な返済になりやすいので金利負担は大きいです。
リボ払いの金利のメリットとデメリットを把握して利用しましょう。
分割払いの金利のメリットとデメリット
クレジットカードの分割払いの場合は返済金額の負担を抑えることができ、これはリボ払いと同じメリットです。
高額な商品やサービスの利用をしても毎月の返済金額を抑えることができるので、お金の返済を余裕を持って行うことが可能です。
さらに、分割払いの場合はリボ払いと違い返済回数が決まっているので、借入残高が延々と膨れていくことはなく、回数分による金利で抑えることができます。
また、分割払いでも回数が2回なら金利の発生なしに返済をすることも可能なので、少しの金額を分割で2回払いなら金利を気にせずに支払いを行えます。
分割払いのデメリットは返済回数が多くなれば金利負担が増していくことです。
分割払いは自分で選択することができますが、2回よりも12回など回数が多くなれば1回の金利負担が大きくなるので、返済金額は大きくなります。
そのため、分割払いをするときはできれば回数を少なくして返済していくのがおすすめです。
キャッシングの金利のメリットとデメリットとは?
クレジットカードの使用をするときにキャッシング利用する人もいるでしょう。
キャッシングを行うメリットは、自分の資金以上のお金をすぐに手に入れることができることです。
高額商品などの場合、今の残金では購入できなくても「給料日が来れば支払いができる」という時もあるでしょう。
その場合、クレジットカードのキャッシングを利用して、先にお金を得ておき、期日が来たときにキャッシングの金額分を返済することが可能です。
クレジットカードはローン会社よりもスピーディーにお金の融資をしてくれるので、必要なときに直ぐにお金を得ることができます。
ただ、キャッシングは金利が高めに設定されており、簡単にお金が手に入るので金銭感覚が狂いやすいなどのデメリットもあります。
上記でも紹介しましたが、キャッシングは金利が高めに設定されているので、返済するときに金利負担が大きいです。
キャッシング利用するときは金利と金額に注意しておきましょう。
しっかり金銭感覚を持って利用しよう
クレジットカードの金利で注意しておくべきポイントとは?
クレジットカードは金利負担も計算しておかないと、メリットよりもデメリットの部分が強くなります。
注意しておくポイントについて紹介しましょう。
一括払いを優先的に考える
クレジットカードのリボ払いや分割払いを行うときは計画的に行うことが大事です。
リボ払いや分割払いは金銭負担を軽減することができますが、毎月返済しなくてはならず金利の負担も大きくなってくるので、支払いに問題がないときは一括払いを行うのがおすすめです。
一括払いは金額が大きいほど返済負担が大きくなるとしても、金利が発生しないので、無駄な出費を支払う必要がありません。
分割払いを行うときも回数は少ないほど低い金利負担になるので、支払い計画を立ててできるだけ低い金利設定になるようにするのがおすすめです。
リボ払いや分割払いが必要なのか確認して、必要ないなら一括払いを行い金利負担が表れないようにしましょう。
一括で粗払いできる場合は一括の選択を行おう
支払い残高を定期的に確認する
支払い残高を定期的に確認することも大事です。
分割払いやリボ払いは毎回の支払いの際に金利が発生します。
もし、銀行の口座にお金がない状態であれば、支払いが滞ってしまい、リボ払いなどのお金を支払うことが難しくなります。
繰上返済も利用する
クレジットカードは毎月の支払い以外に、繰上返済という方法で追加の支払いを行うことが可能です。
繰上返済は「カード会社の指定口座に振込み、ATMに直接入金を行う、口座引き落としといった方法で、期日を待たずに追加返済を行うことができます。
クレジットカードの金利についてまとめ
クレジットカードはリボ払いや分割払い、キャッシングの場合は金利が発生するので、支払い負担が増してしまいます。
支払い負担が増さないようにするために上手に利用することが大事なので、今回の内容を確認しておいてください。