後悔しない現金化の方法

お金に困ったら、クレジットカードを現金化すれば良いさ。
簡単に考えていませんか?
現金化する前にこれだけは知っておきましょう。
こんな筈じゃなかった!と後悔しないために。

困ったよ!今月も金が足らない。給料日はまだ先だ!
カードローンや消費者ローンは使えないのか?
ローンはとっくに枠が一杯なんだよ!手っ取り早くクレジッ トカードを現金化する手段があるんだろ?おすすめの方法はないのか?
おすすめの方法はないよ。現金化は最後の手段だな
そんなに大変なのか。手続きが難しいのか?
手続きは難しくはないよ。でもよく考えて慎重にやらないと、失敗すると大変なことになるぞ

「今月ちょっと厳しいなあ…..」「支払いに間に合わない!」
今すぐ現金が必要なのに、クレジットカードのキャッシング枠は一杯だし、借りれる人もいない「給料日前の金欠」。
よくあることですね。

貯金があったり、ギフト券やブランド品など、すぐに換金できるものがあれば、売却して何とか凌ぐことができるかもしれませんが、誰にでもできる訳ではありません。

「クレジットカードによる現金化」は、そういう時に利用できる方法の一つですが、できればカードローンなどを先に利用することをお薦めします。
「クレジットカードによる現金化」は、大変リスクの高い方法なので、失敗すれば大変な目に遭います。そうなってから後悔しても遅い
のです。

それでも、他に方法がなく、やむなく現金化を利用する場合は、いくつかの点に注意しながら慎重に行う必要があります。
ここからは、「後悔しない現金化」のためのポイントをお伝えしていきます。

クレジットカードを現金化する方法

クレジットカードには、現金を借りるキャッシング枠と、手元に現金がなくても商品を購入する事ができるショッピング枠があります。

ショッピング枠はクレジットカードで代金を決済するために設けられており、これを用いて現金を手に入れるのが「クレジットカードによる現金化」です。これには次の2つの方法があります。

買取式を用いた現金化

換金性の高いギフト券や金券などをクレジットカードで購入して、業者に買い取ってもらう方法を買取り式と呼びます。現金化は簡単にできますが、利用するには次のような問題点があるので注意が必要です。

現金化が発覚するリスク

金券やギフト券など、換金性が高い商品を大量に購入すると、現金化を目的にしていることがクレジット会社に発覚することがあります。

例えば、新幹線の回数券は換金率が高く、ほとんどのチケットショップで取り扱っているので、現金化目的のために利用されることが多いのです。

クレジット会社はそれを承知していて、カードの利用者による新幹線の回数券の購入状況をチェックしています。換金性が高いギフト券や金券なども同じようチェックしているのです。

現金化が発覚した場合

クレジット会社は、規約によってカードを用いた現金化を禁止しています。利用者が支払い不能になると、クレジット会社が利用者に代わって代金を支払わなければならないからです。

クレジット会社は、支払った代金を利用者に請求しますが、利用者が支払い不能になると、カード会社に損失が生じます。

現金化は、利用者が高い金利のお金を借りるのと同じ事なので、利用者がクレジット会社に返済できなくなることが多く、そうなるとクレジット会社が損失を被ってしまう可能性が高くなるからです。

そのため、現金化がクレジット会社に発覚して規約違反を指摘
されると、場合によっては、通常のショッピング枠の利用分やキャッシング枠内のローンまで一括で返済を求められることがあります。

最悪の場合、クレジットカード自体が利用停止になってしまうこともあり、そうなると現金化はできなくなります。

さらにクレジット会社は、現金化を行う業者もチェックしているので、たとえ優良な業者であっても継続して利用していると、現金化が発覚する可能性が高くなります。さらに利用した代金の一括返済ができずに延滞・滞納したりすると、その情報が信用情報機関に登録されてしまうのです。

一括返済を求められると困るな。でもクレジットカードが利用停止になっても他のカードを使えば良いだろ?新しいカードを作れっても良いんじゃないか?
お前は楽天的だな。世の中そんなに甘くはないぞ。クレジットカードを利用した履歴は信用情報機関に登録されているんだよ
信用情報機関に登録されるとどうなるんだ?
クレジットカードの現金化利用が発覚して、その記録が登録されると、他のクレジットカード会社や消費者金融業者も情報を見ることができるんだ。ブラックリストに掲載されるようなものさ
ブラックリストに掲載されるとどうなるんだ?
他の会社のカードローンも使えなくなるし、新しいカードを作ることもできなくなるだろうね

現金化の大敵クレジットヒストリー

クレジットカードやローンの利用履歴は、クレジットヒストリーと呼ばれ、クレジット会社や消費者金融業者、さらに銀行などが加盟している信用情報機関に記録され、加盟する企業がその情報を共有することができるようになっています。

クレジットヒストリーには、クレジットカードやローンを申し込む人の情報、さらにカードの利用や返済の状況も記録されています。返済の延滞や債務整理などの金融事故情報も記録され、金融業者の間で共有されているのです。

これは、過剰貸付や多重債務者の発生防止を目的としており、クレジットカードの支払い遅延やローンの延滞などの問題を起こすと信用情報機関に登録され、加盟する金融業者にそれが伝わってしまいます。(現金化が発覚した場合も登録の対象になります)
そうなると他のカードローンや消費者ローンの利用はもちろん、新規にカードを作ることもできなくなる可能性があります。

買取式で現金化を行う場合は、換金性の高い金券やギフト券などを購入しなければなりません。そうするとクレジット会社に発覚して大きなペナルティを受け、後悔する可能性が高くなるのです。

現金化が発覚する可能性を小さくする

ギフト券や金券以外の換金性が低い商品を買い取ってもらうのであれば、クレジット会社に発覚する可能性は小さくなるでしょう。

ハイブランド品はそうした商品の一つですが、流行や人気の変化が大きく、それにつれて換金率の変動も激しいのです。
人気ブランドのトレンド商品でなければ、高い換金率は望めないのですが、そうした商品の供給は限られているので確実に購入できるとは限りません。

ブランド品に関して詳しい知識があり、人気があるブランド品を確実に入手できなければ、高く換金する事が難しくなり、せっかく購入したブランド品を抱えたまま後悔することになりかねません。

それでも買取式の現金化を利用する場合

買取式は利用するのが簡単なので、すぐに現金が必要な場合など、どうしても利用せざるを得ない時があるかもしれません。

カードで購入できて、しかも換金率が高く、手続きが簡単なのは、Amazonの電子ギフト券です。新幹線の回数券だけは絶対に利用してはいけません。

Amazonの電子ギフト券は取扱業者も多く、ネット上で簡単に探せます。Amazonの公式サイトからクレジットカードで購入申込みをするとAmazonからギフト券として使えるデジタルコードを記した電子メールが届きます。

買取り業者のサイトにアクセスして買取り申し込みをすると、後は業者の指示に従って、Amazonから届いたメールを業者に転送すれば、手続き完了です。

買い取り代金は、こちらが指定した銀行口座に振り込まれるので、早ければ即日現金を受け取れることができます。
購入から買取まで全てオンライン上で行えるので、手続きが簡単で時間もかかりません。買い取り相場は概ね額面の70%~90%になっています。

ただし、金券やギフト券の売買はクレジット会社に監視されていることを忘れてはいけません。

ギフト券は本来贈答用として利用されるものであり、1度に購入する常識的な金額は10万円以内でしょう。頻繁に利用してはいけませんし、同じ業者を継続して利用してもいけません。

手続きが簡単で手軽にできるため、自制心のタガが外れて現金化を繰り返しがちになり、後で後悔してしまうになります。
後悔しない現金化を行うために、買取式を用いるのは他に手段がない時の緊急避難的な利用に留めておくことが鉄則です。

クレジット会社は全ての取引を監視しているのか?
ショッピングの枠を急激に消費した人や、キャッシングの枠を使い切った人、返済が遅れることがある人などが主な監視の対象だよ。こういう人は返済ができなくなる可能性が高いからね
クレジットカードが使えなくなったら困るし、ローンの一括返済なんかできっこないし。返済するためには、またローンを借りなきゃいけないのかな?
現金化は、方法を間違えると大変な後悔をするぞ。それにカードローンや消費者ローンは年収で借入制限があるから、簡単に借りる事はできないぞ
もっと安全な現金化のやり方はないのか?
買取式はリスクが高いから、最近はキャッシュバック式がメインになっている

キャッシュバック方式による現金化

現金化のもう1つの方法は、キャッシュバック式と呼ばれます。現金化業者が指定するネットショップで、安価な商品を高額で購入し、その見返りの特典として業者が現金をプレゼントしてくれるという方法です。

キャッシュバック式現金化の概要

例えば100円の商品をクレジットカードで10万円で購入すると、業者が5万円を現金で返してくれるという形を取ります。
商品代金の一部をポイント還元してくれる店はよくありますね。考え方はそれと同じです。

もちろんクレジット会社には商品を購入した代金として後日10万円を支払う必要があります。
現在、「クレジットカードの現金化」の広告を出している業者の大半は、キャッシュバックによるの現金化方式を利用しています。

キャッシュバック式の現金化の特徴

キャッシュバック式は、クレジットカードで購入した商品を業者が買い取ったりしないので、クレジット会社に現金化が発覚する可能性は極めて小さくなります。そのため、クレジットカードの利用が停止されるようなリスクは考えなくても良いでしょう。
簡単にまとめると、キャッシュバック式には次のような特徴があります。

・手続きが簡単で、全てネット上で完結する
・即日現金化するのも可能である
・クレジット会社に発覚する可能性が極めて低い
キャッシュバック方式なら安心して現金化できるな!
 もう大丈夫だ。ありがとう!
安心するのは早いな。注意する点は他にもあるぞ
何でだよ?キャッシュバック方式なら心配することは無いだろ?
現金化は、やること自体にリスクがあるんだよ。利用してから後悔しないためには、そこに注意しておく必要がある。よく聞いておけよ

後悔しない現金化

キャッシュバック式は現在の現金化の主流なので、これから述べるのは現金化全般に関する基本的な注意事項になりますが、これが後悔しない現金化の最も重要なポイントです。

利用者を狙う悪質業者

現金化を利用する人が増えるにつれて、そうした人を狙った悪質な業者も増えています。

買取り方式を用いた現金化では、店舗を構えて営業するチケットショップを利用する限り、そうした心配をする必要はありません。ただしオンラインで取引が完了するキャッシュバック方式では、悪質な業者を相手を見分けるのが難しく、詐欺などの犯罪に巻き込まれる可能性もあります。

利用者を狙う悪質業者の手口

悪質業者は、ネット上で高い換金率をアピールして注目を集めて利用者の関心を惹き付けようとします。見かけの換金率は高くても、法外な手数料を上乗せしたりするので実際の換金率は相場より低いという例が珍しくありません。

それだけならまだしも、中には商品を購入するネットショップとぐるになって、詐欺・犯罪を行う業者もあるのです。こうした業者は、利用者のカード情報や個人情報を抜き取って別の業者に転売し、知らないうちにカードが不正利用されてしまうケースもあるのです。そうなってから後悔しても遅いのです。

悪質業者を選んで後悔しないための方法

ネットの広告だけで悪質な業者を見分けるのは簡単ではありません。きちんとした情報を公開しているかどうかは業者選びの重要なポイントです。

・業歴の長さ
長く営業している業者は、長い間利用者からの信頼を得ていると言えます。業歴を明らかにしていなかったり、短い業者は要注意だと言えるでしょう。

・会社概要
代表者名、住所・入居建物、電話番号を公開していない業者を選ぶのは避けましょう。これらの会社概要は、最低限公開が必要な情報です。連絡先が携帯電話だけになっているような業者は、現金化で後悔しないために、選んではいけません。

・口コミ
ネット上の口コミのチェックも必要でしょう。良い口コミはやらせの可能性もありますが、悪い口コミがいくつかある場合は、それなりの信憑性があると考えて良いでしょう。
さらに万全を期すために、googleのストリートビューを利用して業者の事務所や入居する建物を確認しても良いでしょう。

現金化業者とトラブルになった場合

実際の換金率が広告表示より小さいなど、現金化業者とトラブルになっても、消費者センターなど公的機関の支援は期待できないと思っていた方が良いでしょう。
よほど大規模で悪質な詐欺行為とみなされない限り、警察も同様です。 

キャッシュバック式によって現金化を行っていた業者が警察に摘発された事例はあります。ただし、問題にされたのは、業者の実態が貸金業であり、その金利が法で定められた上限金利をはるかに上回っていたことであり、現金化自体が罪に問われたのではありません。

現金化業者は事実上の貸金業を営んでいることは確かですし、利用者もそれを理解しています。ただし買取り率やキャッシュバック率と金利との線引き・境界が曖昧で、適法か違法なのかが不明瞭なグレーな存在になっています。

グレーだからこそ、悪質な業者が入り込みやすく、問題が起きても行政や警察が動きにくく、利用者が泣き寝入りという結果になりやすいのです。「後悔しない現金化」を行うためには、業者選びが重要なことがおわかり頂けたでしょうか。

現金化は高金利

カードローンや消費者ローンは貸金業法で金利の上限が規制されていますが、現金化業者には金利の規制はありません。
そのため、現金化を利用した場合の実質的な金利は、カードローンなどに比べてはるかに高いのです。

例えば、100円の商品を10万円でカード決済で購入し、業者から9万円のキャッシュバックをしてもらい、2ヶ月後にカード会社に10万円の支払いを行ったケースを考えてみましょう。

これは、9万円を2ヶ月借りて1万円の利息を支払ったことと同じですが、この場合の金利を計算すると年率60%を超えます。

ちなみにカードローンの上限金利は年率20%と定められており、
現金化がいかに高金利で、利用者が損をする取引であるかおわかりでしょう。

現金化は最後の手段であり、どうしても利用しなければならない
時は、これらの注意点やリスクに気を配りながら、後悔しない利用法を心がけるようにして下さい。

現金化すると自己破産ができなくなる?

借入金が返済能力を超えるほど膨らんでしまった時の、最後の手段が自己破産です。

自己破産は弁護士や司法書士を通じて行い、裁判所の認定によって借入金を帳消しにする事ができます。それによって返済から免れる事ができますが、現金化を行っていると自己破産が認められない場合があります。

特殊な事情がある場合など、全く不可能という事はありませんが、認定要件が厳しくなる事は間違いありません。
自己破産が難しい場合は、個人再生、任意整理、特定調停などの
債務整理と呼ばれる方法で借入金や利息の一部をカットする事を目指します。

ところが、他の借入金を返済するために現金化を行っているような場合は、それも難しくなる事があるのです。そうなると借入金の返済から逃れることができないのです。

さらに、自己破産や債務整理が認められても、その後最低5年程度はいわゆるブラックリストに掲載されるため、新たな借入金を行ったりクレジットカードを発行することはできなくなります。
さらにスマホを購入する場合に分割払いができなくなったりします。

また、そもそも弁護士に自己破産や債務整理を依頼するためには数十万円の費用が必要になる事も忘れてはいけません。
現金化には、こうしたリスクがあるのです。

おわりに

ここまで「後悔しないクレジットカードの現金化」の方法についてお伝えしてきました。
では後悔するのはどんな時でしょうか?

①新幹線の回数券を購入して買取り業者にもちこむ
②金券やギフト券を大量・継続的に買取り業者に持ち込む

いずれもクレジット会社に発覚して、カードの利用停止や利用代金などの一括返済を求められ、いわゆるブラックリストに掲載されてしまいます。

③高い換金率に惑わされて悪質な業者に騙される
④高い金利を支払わされる
⑤自己破産が難しくなる

いずれも業者の違法性が問われ難く、逆に利用者の自己責任が問われるため、いざという時に公的機関に助けてもらえません。

現金化はリスクが高く、安易に利用してはいけません。やむを得ず利用せざるを得ない場合に後悔しないためには、こうした事を踏まえた上で、さら次の点に注意が必要です。

①継続的に行わない
②必要最小限で行う
③業者の選定に十分注意する
④返済能力の範囲で行うこと

くれぐれも慎重に行って下さい。